人生

思い込み

2016/10/16

思い込みは徹底して排除すべきだ、と私は考えます。

思い込みの強さが成功につながるということもあるかもしれません。しかし、それはその人のためにはならない成功です。なぜならば、思い込みとは、間違ったプログラミングであるからです。間違ったプログラミングにより、誤った思考回路が形成されます。誤った思考に基づく行動をとり続ける限り、その人の、本来の生の目的を達成することはできません。

具体例を示します。多くの人は、自分の親と似た配偶者を選んでしまうという傾向性があるようです。尊敬できる親であったら、それもいいかもしれません。しかし、父親が暴力的であり、威圧的であって、尊敬できないという女性がいたとします。その女性は、父親と同じような夫を選んでしまう傾向があるようです。なぜでしょうか。娘にとっては、父親は理想の男性という型を生まれながらに持っているため、父親は初恋の人なのです。例え暴力を振るっても、健気にも、それは私に対する愛情表現だと定義づけするのです。その結果、暴力を振るう人は理想の人、愛情が豊かな人、という思考回路ができてしまうのです。そして、出会う男性の中に、父親と同じ臭いを持つものを敏感に嗅ぎ取り、これは理想の男性だと思い込んでしまうのです。最初のプログラミングが間違った結果として、不幸を引き寄せているのです。

事実をありのままに受け取ることが重要です。しかし、現代社会は、教育やマスコミの誤った刷り込みにより、狂った思考回路が形成されやすい環境にあり、事実を事実として見ること自体が困難になっています。では、思い込みを排除していくにはどうしたらいいでしょうか。それは、目の前の出来事に対して、1つ1つ 目をそむけずに向かい合っていくことだ、と私は思います。目の前の現象自体が、自分の思い込みを取り除くための、物語の展開となっているからです。別の言い方をすれば、魂自体がその思い込みを1つ1つ取り除くプログラムを発動させ、そのような現象を目の前に展開させているとも言えます。

人は見たいものだけ見、聞きたいものだけ聞こうとする生き物です。自分と向き合うということは、自分の弱さと向き合うことでもあります。目をそむけず、自分と向き合い、現実と向き合い続けることで、ある日突然、闇を抜け出すことができる、ということが起きてきます。見たくないものを見る勇気、聞きたくないものを聞く勇気が試されるのです。事実をありのままに事実として認識でき、自分を1人の人間として俯瞰できるようになれば、全ての恐れは消え去り、正しいコミュニケーションが生まれるのです。ですから、現実から逃げないことで、思い込みを徹底して排除していくことが大事なのです。

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